[杉並冒険遊び場資料室]

冒険遊び場について

 特別な遊具は無いけれど、ロープ、工作道具、たき火、べーゴマ・・・そんな道具類を用意してプレーパークの1日は始まります。冒険遊び場はいつでも子どもたちの好奇心や冒険心を呼び起こす場でありたいと願っています。「遊ばせてあげる」のではなく、子ども達が、本当にやりたい事をやりたいように遊ぶ場所・・・それが冒険遊び場です

【杉並の冒険遊び場について】

子どもは「遊び」の天才です。

実際、大人になって思い出す子どもの頃の記憶のほとんどが遊びを通した記憶ではないでしょうか。

「遊び」を通して子どもは成長していきます。夢中になって遊び、様々な体験をして、それを元に、創造性や好奇心を育んでいきます。

ところが、近年、子どもを取り巻く環境は激変しました。

子どもたちは受験塾や習い事で忙しくなり、創意工夫を重ねた手作りのおもちゃや四季折々の「遊び」の出来る時間が減りました。

公園では様々な禁止事項が定められ、テレビゲームの普及が子ども達を外遊び、自然遊びから遠ざけ、同時に遊べる空間が減りました。そして、人と人の繋がりも薄れ、地域で様々な人間と関わりながら子どもたちが成長する機会が減りました。

結果として、運動不足による子どもの体力低下、実体験の不足による想像/創造力の低下を招いたと考えています。そして、制限され、与えられることに慣れた子どもたちが、自らが考えて、決める体験が少ないまま大人になっていきます。また、子育てが一つの家庭空間でのみ完結するようになりました。

私たちは、子どもの「遊び」を保障するために3つの間、時間・空間・人間を大切にしていきたいと考えます。そして、子どもが、毎日の生活の中で、子どもが自由に遊びきる環境を、子どもが自分で責任を持って自由に遊べる場所を、「杉並冒険遊び場」を、子どもたちと一緒に作って行きたいと考えています。

※杉並冒険遊び場は、現在は杉並区立柏の宮公園・井草森公園で開催中です。さらに常設に向けて活動中です。

【杉並冒険遊びの会について】

子どもたちが、健康で、豊かな心を持った人間に成長するために、

    ≪遊びの中で≫
  1. 子ども自身の発想を大切にして、遊びを自分で作る喜びと責任を体験する。
  2. 異年齢の子ども同士や大人と触れ合いながら、仲間づくりの楽しさを体験する。
  3. 身近な地域の自然と触れ合いながら、人間も自然の一部であるということを体験する。
  4. 基礎的な体力をつける。
    ≪遊びを支えるために≫
  1. こども自ら遊ぶことの出来る場所と場面を提供する。
  2. 日常的な生活の中で、身近な外遊びが継続的に出来る場所を、責任を持って守る。

冒険遊び場の活動は、色々な方々の力で支えられ成り立っています。将来は常設の冒険遊び場が出来ることを願っています。ぜひ、遊びに来て下さい。

【杉並冒険遊び場の理念】

子どもたち自身が主体となって生きていける環境をつくるために、大人が子どもと向き会い、自分と向き合うことから始まる。

→参照(外部リンク):特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会

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