[杉並冒険遊び場資料室]
プレーリーダーについて
冒険遊び場には、プレーリーダーがいます。
プレーリーダーは、「遊び」を通し
て子ども一人一人と相対しながら、子どもと子ども、子どもと大人、地域と子ど
もと大人をつないでいます。そして、冒険遊び場という時間と空間を子ども達に
保障し、子どもの「遊び」に対する情熱と専門知識をもった人間・・・それがプ
レーリーダーです。
【杉並冒険遊び場のプレーリーダーについて】
杉並冒険遊び場には、プレーリーダーが、必要不可欠な存在だと考えています。
プレーリーダーは、「遊び」というものを常に考え、子どもの遊び心を刺激したり、自分自身が楽しみながら、いろいろな遊びを一緒に考えたり、遊んだりしています。あるいは、「遊び」の中で、親として「させたい」と思っていても、つい「危ない」という言葉が出てしまう場面があります。その時、プレーリーダーは子どもの気持ちを優先させて見守っています。子どもの好奇心をのばす間を大切にして います。そして、子どもの立場になって、「遊び」の大切さを、大人に訴えています。
現在を生きる子ども達は、塾や習い事に忙しく、わざわざ約束をしないと友達と遊ぶことも出来なくなっています。そんな環境の中でも
「遊び場に行けば最低、あいつがいる」
「他の奴らも来ているかもしれない」
という期待をして、ちょっと暇をみつけて約束なしでいくことのできる場所のつなぎ手として、子ども達に接していきたいと思っています。
子どもの「遊び」を保障する3つの間(時間、空間、人間)を具現化する存在としてプレーリーダーを位置づけていきたい、だから必要不可欠な存在なのです。
※冒険遊び場の常設とともに、常勤のプレーリーダーの設置を目指して活動中です。
【プレーリーダーの役割】
私たちは、プレーリーダーは、「遊び場」の目的を達成するために、多面的な役割を果たして行くことが求められていると考えます。
2002年に行われた第1回全国プレーリーダー遊学祭においても次のように考えられています。
一、子どもが主役の遊び場をつくる
一、子どものありのままを受けとめる
一、子どもと人として対等な関係を築く
一、遊びから見える子どもの姿を発信し続ける
一、子どもの遊びを重視できる社会へと意識の転換を図る
(出典:2002年2月11日第一回全国プレーリーダー遊学祭『プレーリーダー宣言』 より)